
P・T・バーナムの成功を描く、
ミュージカル映画、
「グレーテスト・ショーマン」
を観ました。
一番大切なものを、
気付かせてくれる映画でした。
貧しい夢想家の男は、
良家の令嬢と結婚し、
二人の娘に恵まれ、
家族を幸せにするために、
ショービジネスの道へ進み、
そして…ってお話です。
この映画は様々な賞を受賞した、
ミュージカルの歴史的名作ですが、
それは、圧巻の歌と踊りに、
多くの人たちが魅了されたからでしょう。
名曲"This Is Me"がその象徴、
多様性など、
この映画の持つメッセージを、
圧倒的パフォーマンスとともに、
伝えてくれています。
僕も歌や踊りに驚嘆したひとりですが、
でも、個人的には、
歌や踊りよりも好きなところがあります。
それは、シンプルに描かれた、
ストーリーです。
野心を抱いた男は、
成功を納めて富を築いても、
さらにその先に夢を描きます。
すると、大事なものを、
忘れてしまうのです。
家族です。
貧しい家庭で、
家族の幸せのために、
納めた成功のはずなのに、
いつの間にか、
本来の目的を忘れてしまうのです。
男が描く、より高み。
でも妻は、
それを望んでいるわけではないのです。
自分の夢を追い求めるあまり、
ただの嫌なヤツになっていた男は、
やっと大切なことに気付きます。
そして、気付いた男は、
家族を抱き締めます。
その抱擁に、
思わず涙、でした。
そんな家族の愛のストーリーが、
とてもわかりやすく、
シンプルに描かれていたので、
感動しましたし、
この映画の大きな魅力と感じました。
主演のヒュー・ジャックマンが、
いろいろ素晴らしいです。
歌や踊りはもちろん、
その存在感が絶大です。
"This Is Me"を歌ったキアラ・セトルや、
アフリカ系空中ブランコ芸人を演じた、
ゼンテイヤも印象的でした。
新しいはじまりの季節に、
オススメの映画かと。
posted by 彷徨えるピアノマン at 23:00|
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