
ジャック・ドゥミ監督作品、
1964年のフランス・西ドイツ映画、
『シェルブールの雨傘』を観ました。
傘屋の少女と、
修理工の青年の恋の物語。
ファッション、インテリアが、
とにかくお洒落でカラフル。
そこにフランスを感じます。
でも、それとは裏腹に、
ストーリーの根底にあるのは、
悲しい戦争…。
そんな物語を、
一切セリフのない、
ミュージカルで語られる。
会話も含めて、
すべてレチタティーヴォ。
感情とともに歌い上げる。
悲しみが舞い落ちる中、
そこにあるのは、
確かなふたつの幸せ…。
そんなラストに、
なんとも言えない感動を感じて、
思わず涙、でした。
何もかも、
実にフランスな映画。
音楽もとても美しい。
雨降りな日に、
フランスを感じてみたいとき、
オススメの映画、かと。