2023年07月03日

映画『シェルブールの雨傘』

映画『シェルブールの雨傘』.jpg

ジャック・ドゥミ監督作品、
1964年のフランス・西ドイツ映画、
『シェルブールの雨傘』を観ました。

傘屋の少女と、
修理工の青年の恋の物語。

ファッション、インテリアが、
とにかくお洒落でカラフル。
そこにフランスを感じます。

でも、それとは裏腹に、
ストーリーの根底にあるのは、
悲しい戦争…。

そんな物語を、
一切セリフのない、
ミュージカルで語られる。

会話も含めて、
すべてレチタティーヴォ。
感情とともに歌い上げる。

悲しみが舞い落ちる中、
そこにあるのは、
確かなふたつの幸せ…。

そんなラストに、
なんとも言えない感動を感じて、
思わず涙、でした。

何もかも、
実にフランスな映画。
音楽もとても美しい。

雨降りな日に、
フランスを感じてみたいとき、
オススメの映画、かと。
posted by 彷徨えるピアノマン at 23:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする