
映画『さかなのこ』を観ました。
2022年公開の沖田修一監督作品。
さかなクンの半生を描いた自叙伝を、
原作とした作品です。
今年、再放送されているドラマ、
『あまちゃん』をずっと見ているのですが、
そのドラマにさかなクンが登場して、
じぇじぇじぇ!とギョギョギョ!の、
競演を見たので、
さかなクンの半生に触れてみたいと思い、
観てみました。
小学生のミー坊は、
お魚のことで頭がいっぱい。
父親はそんなミー坊を心配しますが、
母親は優しく見守ります、
そして…ってお話。
まず、ピュアで真っすぐです。
ミー坊はお魚が好き、
その好きという想いに、
ただただ真っすぐなのです。
好きなことに真っすぐであること、
それは素敵なことですし、
大切なことだなぁって、
そんな風に感じました。
で、その純粋な好きという想いは、
周りの人を素直にさせていきます。
人は生きているといろいろあります。
良いことも、そうじゃないことも、
いろんなことを抱えて、
人は生きていきます。
迷い、さ迷う中で、
ミー坊の純粋さに触れると、
素直な気持ちになって、
心を解放するのです。
なので、みんな笑顔になります。
そして、そこには感動があるのです。
心がほっこりして、すっきりして、
心からの感動があるのです。
たくさんのお魚の絵。
生きてるって感じるのです。
ミー坊の純粋さ、それはきっと、
お母さんの愛の大きさでも、
あったことでしょう。
ミー坊、つまりさかなクンを、
演じているのは、のんさん。
つまり性別を越えています。
でも、違和感がないのです。
それはきっと、
さかなクン、のんさん、
ふたりが持つ透明感でしょう。
『あまちゃん』での、
じぇじぇじぇ!とギョギョギョ!の競演も、
すごくほっこりして、
温かい気持ちになるのですが、
それはふたりが持つ、
ピュアな透明感だと思います。
ふたりとも、大好きです。
お母さん役の井川遥さん、
友人役の柳楽優弥さん、
夏帆さんはじめ、
共演の方も素晴らしいです。
好きなことにピュアになりたいとき、
オススメの映画です。