公園のベンチに座って、
本を読んでいたら、
突然ドーン!と、
何かが飛び込んできました。
痛っ!?何事!?
見ると目の前に、
5歳ぐらいの男の子と、
ちっちゃい自転車が、
横たわっていました。
「大丈夫かぁ?」
と、声をかけると、
どこか怒った表情で、
うんとだけ頷きます。
足が自転車に絡まって、
悪戦苦闘していたので、
ちょっと手伝って、
助けてあげました。
すると、その男の子は、
そそくさと立ち上がり、
自転車に跨ると、
猛スピードで走っていきました。
しばらくその走る姿を、
眺めていたのですが、
おそらく補助なし自転車の、
練習をしている様子です。
それで、なかなかのスピードで、
コーナーを攻めているんですよね。
なるほど、それで曲がり切れなくて、
僕に突っ込んできたのかと。
真剣な眼差しで、
コーナーを攻めるその姿。
元気あっていいなぁって、
思わずほころびました。
こちらが元気をもらえた、
そんな1月の午後でした。