2025年02月25日

映画「Love Letter」

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岩井俊二監督の長編第1作、
「Love Letter」を観ました。
雪みたいな真っ白が美しい映画でした。

婚約者がいなくなってしまった女性が、
婚約者がかつて住んでいた住所に、
届くはずのない手紙を出したところ、
婚約者と同姓同名の女性に届き、
そして…ってお話。

まず、文通のやり取りにワクワクします。
届くはずのない手紙が届いてしまった。
その相手は婚約者と同姓同名の女性。

どんな展開が繰り広げられるのか。
やり取りの行方に引き込まれます。

それは、いなくなった婚約者の、
ルーツを辿るやり取りになります。
そこには淡い青春のふたりがいます。
同姓同名の。

舞台は北海道。
雪景色の白さが、
ピュアなふたりの物語を引き立てます。

ルーツを辿ったその先にあるもの。
それは、気付かなかった恋に、
辿り着くのです。
恋に気付いたその瞬間、
淡い思い出が美しいものになるのです。

文通のやり取りをするふたりを、
中山美穂さんが、
一人二役しているのですが、
なるほど、一人二役にするわけです。

で、中山美穂さんが美しい。
お元気ですか?
私は元気です。

真っ白な雪に輝く朝の光。
その光の中放たれる、
切なさを帯びつつ、
過去を振り切るような、
心の叫び。
とても印象的です。

ストーリーの過程には、
少々突っ込みどころがありつつも、
それさえも雪の白さと物語のピュアさで、
おぼろにしてくれてます。

雪の季節に、
オススメの映画かと。
posted by 彷徨えるピアノマン at 23:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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